2006年11月10日(金) 10時59分

元職員が765万円横領　ＪＡレーク大津 端末を不正操作（京都新聞）

　大津市打出浜のＪＡレーク大津（万木敏昭代表理事）は９日、営農経済渉外担当の男性職員（３５）が、売り上げなどを管理するコンピューターを不正に操作し、計７６５万円を着服していたと発表した。横領された金は職員の家族がすでに返済したが、ＪＡは先月１２日に職員を懲戒解雇した。近く、電子計算機使用詐欺などの疑いで大津署に被害届を出す。
　ＪＡによると、男性はコンピューター処理で実際は売れていないプロパンガスなどの商品を返品されたように見せかけ、返金分を着服したり、売れた商品の代金を着服した後、販売データを書き換えていた。
　不正操作は、２００３年９月から今年８月までの間に、職員が勤務していた上田上出張所（同市平野１丁目）と南大津支店（同市石山寺３丁目）で計３６回あった。着服した金は飲食や遊興費に使っていたという。
　ＪＡでは、南大津支店の収益率が当初見込みより低いことから内部調査し、職員の不正操作が分かった。
　万木代表理事は「社会を裏切る行為で、申し訳ない」と謝罪した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000003-kyt-l25