2006年11月10日(金) 19時30分

ミクシィが中間決算短信を発表。売上高は19億、中間純利益は4億（impress Watch）

　SNS「mixi」を運営するミクシィは、2007年3月期の中間決算短信を発表した。

　9月中間期の売上高は19億4,700万円、営業利益は8億7,900万円、経常利益は8億4,300万円で、中間（当期）純利益は4億4,000万円。1株あたりの中間（当期）純利益は6,627円82銭となった。なお、金額は百万円未満を切り捨てている。

　財政状況では総資産が83億2,800万円、純資産が76億9,700万円で、自己資本比率は92.4％。1株あたりの純資産は10万8,267円57銭となった。

　2007年3月期の業績予想は、売上高が47億8,900万円、経常利益は17億1,900万円を予想。当期純利益は9億8,600万円との予想を示した。

■ 今後も新機能拡充を予定。携帯電話にも積極的に対応
　今後の経営戦略としては、mixiを収益源と位置付けた上で、同社が展開するすべてのサービス基盤となるサイトをmixiの目標とする。そのため今後もmixiへの新機能拡充を予定するほか、会員数の拡大や幅広い年齢層の会員獲得を目指すとした。

　9月末現在のmixi会員数は約600万人で、月間PVはPCサイトが約70億PV、携帯電話サイトが約16億PV。今後も更なるメディア価値向上とサイトの収益基盤の強化を目指し、サービスの機能向上や健全性の維持・向上、広告販売の強化を図っていく。また、収益モデルも具体的な計画はないが、mixiとの相乗効果が可能な事業展開を進めていきたいとの考えを示した。

　インターネット求人広告事業「Find Job!」では、mixiとリンクすることで相乗効果を発揮できるサービスへと展開していく予定。また、人材業界の需要は高く競争も激化が見込まれるとの分析を示した上で、IT系職種へ特化した求人サイトとして強化することで、より顧客を確保できるよう努めていく。

　携帯電話への対応も積極的に行なう方針。mixi、Find Job!ともに携帯電話からの利用には対応しているが、第三世代携帯電話の普及やパケット料金定額化によってその利用が一層拡大するといった事業環境の変化をビジネスチャンスとし、携帯電話からの利用拡大を図っていくとした。

■ ＵＲＬ

　 ミクシィ

　 http://mixi.co.jp/

■ 関連記事

・ ミクシィがマザーズ上場、買い気配で初値付かず〜笠原社長が会見

（甲斐祐樹）

2006/11/10 18:38

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000016-imp-sci