2006年11月08日(水) 06時56分

ソフトバンクと米ニューズがＳＮＳ事業で提携、日本で合弁会社設立（ロイター）

拡大写真
　１１月７日、ソフトバンクと米ニューズがＳＮＳ事業で提携。写真は記者会見するニューズ社のマードック会長（左）とソフトバンクの孫社長（２００６年　ロイター/Michael Caronna） 　 　［東京　７日　ロイター］　ソフトバンク<9984.T>と米ニューズ・コーポレーション<NWSa.N><NWS.N>は７日、インターネットを使った会員制交流サービスのＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）事業で提携したと発表した。来週にも日本で合弁会社を設立。ニューズ傘下で世界最大のＳＮＳ「マイスペース」の日本語版を開始し、国内最大手のミクシィ<2121.T>を追撃する。
　合弁会社の名称は「マイスペース」。資本金は約１１億円（うち５億９０００万円は資本準備金）で折半出資する。社長には、ソフトバンクの子会社で、就職支援サイトを運営するソフトバンク・ヒューマンキャピタルの香山誠社長が就任。ソフトバンクの孫正義社長や、ニューズのピーター・チャーニンＣＯＯ（最高執行責任者）も取締役に名を連ねる。
　日本のＳＮＳ市場は、会員数５７０万人（９月１４日時点）のミクシィが最大手。シェアは８６％に達する。ソフトバンクはグループ会社のヤフー<4689.T>を通じて間接的にＳＮＳを手がけているが、会員数が世界で１億２５００万人のマイスペースと組むことで、ミクシィへの追撃態勢を整える。会見したソフトバンクの孫社長は、日本での目標会員数について「やってみないとわからない」としながらも「やる以上はＳＮＳの分野でもナンバーワンになる」と述べた。具体的な売り上げ目標は「まだ言える段階ではない」（香山社長）とした。
　携帯電話へのサービス展開も視野に入れており、孫社長は「あらゆる携帯電話事業者に対応していく。（携帯電話子会社の）ソフトバンクモバイルでの展開がいちばん早くなるかもしれないが、あくまでオープンにやっていく」と語った。
　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061108-00000342-reu-bus_all