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2006年11月07日(火) 23時30分

ソフトバンク、「マイスペースジャパン」日本版でSNS市場に参入【更新】impress Watch

写真:インプレス     ソフトバンクと米News Corporationは7日、SNSサービス「マイスペースジャパン」を運営する合弁会社を共同で設立することで合意、同日都内で発表会を開催した。出資比率は50%ずつ、11月7日より営業を開始する。

 マイスペースジャパンは、総登録者数が1億2,500万人に達するというSNSサービス「MySpace.com」の日本向けサービス。日本語表示に対応したテストサービスは、発表に先立って開始されていた。

 資本金と資本準備金はそれぞれ5.9億円で、設立は11月中旬を予定。代表取締役社長には香山誠氏が就任するほか、取締役はソフトバンクの孫正義氏、宮内謙氏、News Corporationのピーター・チャーニン氏、MySpace Inc.のクリス・デウォルフ氏らが務める。

■ 世界人口より早いペースでユーザーが増加するMySpace

 ソフトバンクの孫正義代表取締役社長は、MySpaceのサービス概要について説明。すでに1億2,500万以上のユーザーを抱えるMySpaceだが、ユーザー増加数は1日あたり30万人と、1秒に3.5人が参加しているという。孫氏は世界の人口増加数が約2.5人/秒であるというデータを例に上げ、「世界の人口増加より早いペースでユーザーが増えており、2年足らずで1億以上のユーザーを集めたサービスは人類の歴史でも未曾有のことだろう」との評価を示した。

 MySpaceの特徴として孫氏は「これまでのSNSは固定フォーマットかつテキスト中心だった」と指摘した上で、「MySpaceは携帯電話を飾る感覚でカスタマイズできる」とし、プロフィールページのデザインも自由に変更できるといった柔軟性をアピール。また、招待制かつ日本向けに提供されていた既存SNSに対し、MySpaceは招待なしで登録が可能なほか、7カ国4言語で提供されている世界的なサービスである」とのメリットを強調した。

■ 300万以上のアーティストが参加。国内アーティストも続々参加予定

 MySpaceではインディーズやメジャーを問わず300万以上のアーティストが登録しており、「アメリカの有名なアーティストは全部といっていいくらい」(孫氏)。こうしたアーティストの楽曲は自分のプロフィールに設置し、他のユーザーがアクセスした際に再生することが可能。また、アーティスト側からも、新曲の発表やイベント告知といったプロモーションの場としてMySpaceが活用されているとした。

 既存のアーティストだけでなく、MySpaceを通じて有名になったアーティストもいるという。19歳の女性アーティストCassieは、年間PVが1,300万以上、ストリーミング回数が3,200万回以上、MySpace内の登録友人数が40万人以上と、マドンナの5倍近い数字を記録したほか、米国の音楽チャートBillboardでも最高3位を獲得。MySpaceでの積極的な活動によって幅広いファンの獲得につながったという。

 国内のアーティストでは、中島美嘉がMySpaceに参加することが明らかにされた。MySpace上での活動内容など詳細などはまだ未定だが、今後も国内アーティストは順次参加予定だという。

 MySpace上で突然コンサートを告知して集客するという「Secret Shows」も導入。11月15日にはOASISのヴォーカルとギタリストによるユニット「Noel Gallagher & GEM from OASIS」のライブが都内某所で行なわれ、MySpaceのユーザーから600名が参加できる。Secret Showsの告知は当日もしくは前日に行なわれることが通例であり、孫氏は「米国ではSecret Showsがさかんに行なわれている。日本にもこうした新たな文化をもたらしたい」と意気込みを示した。

■ 日本のユーザーニーズに合った機能やサービスを追加

 11月7日からスタートした日本語版サービスでは、日本のユーザーの意見を吸収しながら日本に合った機能やサービスを追加していく方針。孫氏は「日本のユーザーニーズを汲み上げていくことがソフトバンクの役割」との立場を示した。

 ビジネスモデルは広告が中心だが、「Ad Profile」と呼ばれる広告システムを導入。これは広告主のサービスや商品に対してMySpaceのプロフィールを用意するというもので、孫氏は「広告主とユーザーが友達になり、内容次第ではユーザーが広告を広めてくれる」と説明。「バナー広告や文字広告とは別の意味の新しい広告モデルだ」と自信を見せた。

 米News Corporationのルパート・マードック氏は、「マイスペースジャパンはMySpaceとして最初のジョイントベンチャーである」とコメント。「テクノロジーやインフラだけでなくコミュニティにも深い理解があり、これまでもさまざまなグローバルサービスをローカライズしてきた経験のあるソフトバンクがパートナーであることを嬉しく思う」との期待を示したのち、「日本は米国に次ぐインターネット市場の大きさで、テクノロジーにも理解が深い。MySpaceが今後日本の生活や文化に貢献できることを期待している」との意気込みを示した。

■ 携帯電話事業者とは「オープンに対応していく」

 MySpaceの正式サービスは2007年春頃を予定するが、常に未完成であり、進化し続けるというコンセプトから正式サービスでもベータの表記は継続する。ユーザー数や売上の目標などは「やってみなければわからない」(孫氏)と明らかにされなかったが、News Corporationのピーター・チャーニン社長兼COOは「米国ではMySpaceがナンバーワンのサービス。日本を含めた他の国でも最終的には一番になる」との目標を示した。

 MySpaceのプロフィール上で音楽を流せる機能に関しては「日本では各種著作権団体と調整を進めている」(香山氏)。現在はすでに米国版で利用できる楽曲を日本版でもプロフィールに表示できているが、香山氏は「日本法人のIDは米国とは別に管理されているため、日本では日本のルールに従った形で権利処理を進めていく」と説明。海外で配信されていても日本の権利処理ができていない楽曲などは「すでにプロフィールに表示されている楽曲でも、問題があるものは事後処理でサイトから削除するということもある」とした。

 ソフトバンクモバイルという携帯電話事業者を傘下に収めたソフトバンクだが、「基本的にはあらゆる携帯電話会社に順次対応していくオープンな姿勢」(孫氏)。ただし、ソフトバンクモバイルは2年前から携帯用SNSの開発を進めていたという経緯があることから、孫氏は「ソフトバンクモバイルの携帯電話への対応は早いのではないか」という。また、海外ではGoogleと提携関係にあるMySpaceだが、孫氏は「日本では(Googleと)提携する義務もないし、排除する必要もない中立な立場」とした。

■ 感動が感動を呼ぶことでユーザーが広がる
 また、Yahoo! JAPANとして提供しているSNS「Yahoo! Days」については、「Yahoo! JAPANとMySpaceが提携できる可能性があるかは今後話し合いを進めていく」と説明。「Yahoo! JAPANは広告売上やオークション、ショッピングなど総合デパートのようなサービス形態。一方でMySpaceは世界ナンバーワンのSNSであり、SNSを中心に事業を展開していく」との違いを示した上で、「お互いに強力できる部分はいろいろな可能性があるのではないか」とした。

 日本で最大のユーザーを集めるmixiに対しては「MySpaceは招待制だけでなく自由に参加できる」という違いを示した上で、「一度使ってみるとユーザーは自ら良さを感じて、他のユーザーにも広めていくだろう」とコメント。「感動が感動を呼ぶことでユーザーが広がっていく」とし、「そこに技術やフォーマット、カルチャーの違いが現われるのではないか」とした。

■ URL

  ニュースリリース

  http://www.softbank.co.jp/news/release/2006/061107_0001.html

  マイスペースジャパン

  http://jp.myspace.com/

■ 関連記事

・ MySpace、日本語版「MySpace Japan」のテストサービスを開始

(甲斐祐樹, 村松健至)

2006/11/07 20:01
(impress Watch) - 11月7日23時30分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061107-00000030-imp-sci