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2006年11月07日(火) 00時00分

悪徳商法被害、高齢者の相談急増 国民生活センターまとめ 中日新聞

 クレジットを使った悪質な住宅リフォームなど、70歳以上の高齢者をターゲットにした訪問販売などの苦情、相談が本年度、全国で増加し、10月末現在で前年同期より1万件以上多い6万5000件を超えていることが6日、独立行政法人・国民生活センター(東京)のまとめで分かった。高齢者が抱える「孤独」や「健康」といった不安につけ込む商法が、依然として展開されている実態が浮かんだ。

 同センターによると、全国の消費生活センターに寄せられた苦情・相談のうち、70歳以上の相談件数は6万5380件で、前年同期を1万1860件上回った。業者が高齢者1人に次々と商品を販売するトラブルも増加傾向で、2005年度の相談件数は初めて1万件を突破。00年度の4倍に達した。

 社団法人「日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会」(NACS)の相談員が今年1月に相談を受けた東京都内の80代男性の場合、「近所の工事で騒音が出るのであいさつに来た」と訪れた男性に「天井裏の梁(はり)にひび割れがある」と指摘され、300万円で改修工事をクレジット契約した。

 さらに3日後に、80万円で屋根裏の換気扇と調湿材の購入を契約。その2日後にも、120万円で風呂場の改修工事をクレジット契約した。

 不審に思った男性がNACS相談員に相談、解約にこぎ着けた。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061107/mng_____sya_____004.shtml