『インターネット検索』で単位認定「常識外」県あきれる（東京新聞）

2006年11月03日(金) 00時00分

　三年生百七十三人の必修漏れが明らかになった水戸短大付では、夏の合宿の際の配膳（はいぜん）だけで、「家庭基礎」の単位として認定していた。県私学振興室では「常識で考えられない。本当に、単位認定できると思っていたのか」とあきれている。

　同室によると、同校では、夏休み期間に勉強をするための合宿を行っている。生徒が配膳や片付けをしていたことから、家庭基礎の単位認定をしていたという。また、修学旅行前に三年生全員が旅行先の情報をインターネットで検索した、などとして「情報Ａ」の単位を認定していた。

　同校は、県が三十日に最初の調査をした際、「問題ない」と回答したが、今回の再調査で、こうした実態を報告してきたという。同室は一日夜、教頭らを呼び、「不適切で無理がある報告だ」などと指導した。　（布施谷航）

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