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2006年11月03日(金) 02時39分

<ソフトバンク>トラブル後、3連休を無事に乗り切れるか毎日新聞

 携帯電話会社を変えてもこれまでの番号がそのまま使える番号継続(ポータビリティー)制の導入直後にソフトバンクモバイルが起こしたシステムトラブル。割安感を強調する広告表示には公正取引委員会が調査に乗り出し、顧客獲得の絶好の好機を自ら失いかねない状況だ。3日からの3連休をトラブルを起こさず乗り切れるかが、ソフトバンクにとって信頼回復のための最初のハードルになる。
 「3連休は顧客の申し込みが増えるが、事故を起こさずやりとげる」。2日、事故原因とシステム容量を増強する再発防止策を総務省に報告した後、システム担当の阿多親市専務は、記者団にこう強調した。
 これまでソフトバンクは、コンピューターの処理速度やメモリーを1.5倍に増やすなど、システムの能力向上を続けてきた。しかし、連休が終わる5日まで、番号継続制に基づく契約と、新規契約・解約に絞って業務をして、既存顧客からの機種変更の受け付けはしない。システムの能力は増強したが、またトラブルを起こせば、総務省が文書で行政指導を行うことが必至になっているため、苦肉の策を取らざるを得なかった。
 また、広告戦略も修正する。これまでは「通話料0円、メール代0円」と、自社加入者間の原則無料プランを強調して、「割安感」を顧客に訴えてきた。しかし、新聞広告などでは、無料が適用される条件についての説明が小さい文字で書かれており、「誤解を招きかねない行為」として問題視された。このため、ソフトバンクは2日から、テレビCMで無料が適応される条件を示す文字を大きくするなどした。
 ソフトバンク幹部は「トラブルを起こさず連休を乗り切って、6日からは機種変更などの業務も行い、反転攻勢に出たい」と、遅れを取り戻そうと必死だ。ただ、これまでのトラブルに加えて、今回の広告戦略の修正がマイナスイメージとなり、販売に悪影響を与える可能性もある。【工藤昭久】
(毎日新聞) - 11月3日2時39分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061103-00000006-mai-bus_all