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2006年11月02日(木) 07時03分

いじめSOS 24時間相談電話を開設 角田市教委河北新報

 自殺者が相次ぐなど深刻化するいじめ問題を受けて、宮城県角田市教委は1日、24時間体制のいじめ相談ダイヤルを開設した。電話番号を記したカードを市内の小中学生全員に配布し、「困ったことがあればいつでも、どこからでも相談を」と呼び掛けている。宮城県教委義務教育課は「自治体が24時間のいじめ相談体制を取るのは、県内で初めてではないか」としている。

 いじめ相談の窓口は県教委や県警などでも開設しているが、学校と直結し、きめ細かい対応が可能な市教委もホットラインを設けることが必要だと判断したという。

 「いつでも耳を傾けてもらえる人がいる」という安心感を子どもたちに伝えたいと、開設時間の制限は設けないことにした。

 担当職員は10月から新設した市教委総務課の「学校安全対策担当」の課長補佐。一刻を争う相談が寄せられることも想定し、課長補佐が教育長に直接報告する仕組みとした。役所の開庁時間以外はこの職員が持ち歩く携帯電話に転送する。

 市内の児童、生徒が対象で、いじめ問題に悩む親からの相談も受け付ける。家庭環境にかかわることなど、親や学校に話しづらい悩みの相談にも応じる。

 電話番号を記載したカードは本のしおりほどの大きさで、約3500枚を作製。市内にある13小中学校の児童生徒2583人に学校を通じて1枚ずつ配布した。

 遠藤紀一教育長は「悩みは小さいうちに分かった方がよい。役所にありがちな『たらい回し』を防ぎ、きめ細かな対応を心掛けたい」と説明。内容に応じて学校側とも連携し、問題解決を図っていくという。
(河北新報) - 11月2日7時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061102-00000011-khk-toh