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2006年11月02日(木) 11時35分

<漢字能力検定>2級の問題、試験前日にネット掲示板に毎日新聞

 10月29日に実施された「第2回日本漢字能力検定」2級の問題の一部が、試験前日に、インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」に掲載されていたことが分かった。主催する財団法人日本漢字能力検定協会(京都市)は、流出部分の得点を無効にしたうえで、来年2月実施の次回検定を無料で再受検できる措置を決めた。また調査委員会を設置し、流出の経緯などを調べている。
 流出したのは四字熟語を完成させる設問(配点20点)で、28日、実際に出題された10問が掲示板に書き込まれた。出題順も同じだったことから、同協会は「問題を事前入手した人物が書き込んだ」と判断。満点(規定は200点)を180点とし、合否発表時に約3万5000人の受検者全員にこうした措置を通知する。
 2級は高校までに学習する常用漢字を出題範囲とし、合格率は約20%。国語の単位の一部として認定する高校もあるという。29日の試験は全国約2000会場で実施された。【中野彩子】
 ◇検定ブームで受験者も急増
 75年から始まった漢字能力検定は、92年に文部省(当時)の認定資格になり、生涯学習や検定ブームにも乗って、受験者が同年度の約12万人から昨年度は約240万人に増加した。1級から10級までの12クラスの合格率平均は約5割だが、最も難しい1級では1〜2割の狭き門。入試や単位認定で同検定を取り入れている大学や高校は1000校を超えている。
(毎日新聞) - 11月2日11時35分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061102-00000039-mai-soci