2006年11月01日(水) 00時00分

ファクス誤送信　 社保事務所　本人には知らせず　 （東京新聞）

　栃木社会保険事務局は三十一日、被保険者の個人情報をファクスで誤送信するなど計三件の事務処理ミスがあったと発表した。

　同事務局によると、大田原社会保険事務所が六月十六日、年金番号の統一事務のため、被保険者一人の住所、氏名、生年月日、年金番号をファクス送信。あて先は渋谷保険事務所（東京都）のつもりだったが、番号が間違っていたため、都内の民家が受信。住民の指摘を受け渋谷保険事務所が説明と謝罪をしたが、個人情報を漏らされた本人には現在も全く説明が行われていないという。

　同事務局は「速やかに対応し、ファクスも回収したので問題はないと判断している」としている。本人には知らせず報道発表したことについては「社会保険庁から指示されたから」と述べた。　（杉藤貴浩）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20061101/lcl_____tcg_____002.shtml