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2006年11月01日(水) 12時34分

<耐震偽造>篠塚被告に懲役1年執行猶予3年判決 東京地裁毎日新聞

 耐震データ偽造事件で、決算を粉飾したとして建設業法違反に問われた木村建設(熊本県八代市、破産手続き中)元東京支店長、篠塚明被告(46)に対し、東京地裁は1日、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。登石(といし)郁朗裁判長は「犯行は組織的、計画的、常習的で悪質。否認し、反省の態度を示していない」と述べたが、同社元社長、木村盛好被告(74)=詐欺罪などで公判中=と比べて「関与は従属的」と指摘した。
 一方、起訴事実が耐震偽装事件を招いたとする検察側主張については、指定確認検査機関「イーホームズ」(廃業)社長、藤田東吾被告(45)に有罪を言い渡した先月18日の同地裁判決に続き、否定した。
 公判で篠塚被告は「粉飾に関与していない」と無罪を主張。判決は、関係者の供述などから「関与は明らか」と指摘。一方、同社が粉飾決算で不正に建設業許可を得て事業を継続したことで「過度なコストダウンに走り、耐震偽装事件を誘発した」とする検察側主張については「因果関係を認定するに足りる証拠はない」と退けた。
 判決によると、篠塚被告は木村被告らと共謀。実際は約13億4010万円の債務超過だった04年6月期の決算で、約4億3178万円の黒字と粉飾した決算書類を国土交通省に提出し、特定建設業の許可の更新を受けた。【篠田航一】
(毎日新聞) - 11月1日12時34分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061101-00000037-mai-soci