2006年10月31日(火) 12時00分
青公大・公金不正流用:226万円詐欺も 元課長認める−−公判 /青森(毎日新聞)
青森公立大(青森市)の公金不正流用問題に絡み、同大設置者の青森地域広域事務組合(管理者・佐々木誠造青森市長)から現金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた同市緑1、元同大総務課長、田辺直被告(49)の第2回公判が30日、青森地裁(渡辺英敬裁判官)であった。田辺被告は追起訴された現金計約226万円の詐欺について「(間違い)ありません」と起訴事実を認めた。
起訴状によると、田辺被告は同課の課長補佐だった01年12月6日ごろと02年1月22日ごろ、同大の教授らに代わって出張旅費を請求したように装い、同事務組合から計約226万円をだまし取った。検察側は冒頭陳述で、だまし取った金はクレジットカードの支払いや借金返済に使ったと述べた。
田辺被告はこのほか、同様に計80万円をだまし取ったとして審理を受けている。検察側はさらに数件の追起訴を予定している。【喜浦遊】
10月31日朝刊
(毎日新聞) - 10月31日12時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061031-00000128-mailo-l02