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2006年10月31日(火) 17時01分

ベルル共済:営業停止 実態解明へ情報交換 四国4県警が連絡会議−−徳島 /徳島毎日新聞

 四国4県の不特定多数の会員に医療や介護などの保険商品を販売していた「ベルル生命医療保障共済会」(徳島市東大工町1)が突然営業を停止した問題で、徳島、高知、香川、愛媛の4県警は30日、徳島市万代町2の徳島県警本部で、捜査担当者の連絡会議を開いた。4県警には会員からの相談が相次いでおり、同共済会の運営会社「ベルルライフサービス」などベルルグループの経営実態の解明に向け、情報交換した。
 集まったのは現場指揮を担当する各県警本部の生活環境課、捜査2課の課長補佐級の捜査員ら。四国管区警察局1人、徳島県警4人、高知県警2人、香川県警2人、愛媛県警1人の計10人が出席、午後1時から約1時間協議した。
 同共済会の営業停止までの経緯や営業実態など現時点での事実関係を確認。各県警に寄せられている相談内容をそれぞれ報告した。今後、経営実態に関し、詐欺や背任、横領の容疑などでの立件ができるかを検討する。
 同共済会の営業停止を巡り、4県警には30日までに徳島県警42件、高知県警107件、香川県警2件、愛媛県警21件の計172件の相談が寄せられている。
 徳島県警は既に生活環境課の捜査員を高知県に派遣。同共済会高知支社の社員から、経営停止に至る経緯や社内の状況について事情を聴いた。【向畑泰司】
 ◇ライフサービス、駐車場の使用料延滞−−業者、営業車を移動
 同共済会の運営会社「ベルルライフサービス」が、賃貸契約を結ぶ駐車場の使用料を延滞していたことがわかり、管理する不動産業者らが30日、同社の営業車を徳島市東大工町1の本社ビル前に移動させた。
 業者によると、2カ月分の使用料が未納で、駐車場のオーナーへの支払いを立て替えている状態という。数年前に同社常務の女性が同社名義で9台、建設国保徳島支部の名義で3台分を契約。支払いは常務が担当し、滞納が何度もあったという。
 業者が10月中旬、同社に支払いを求めるため電話連絡すると、従業員が「(女性が)入院してしまったので、よく分からない」と答えたという。その後、新聞報道などで経営停止を知り、オーナーと相談し移動を決めた。
 業者が監査役となっていた徳島市内の男性に立ち会いを求め、車体に「ベルルライフサービス」と書かれた軽乗用車をビル前の駐車スペースに移した。業者は「何の連絡もなく、非常に困っている。次の契約希望者もいるので移動した」と話している。【加藤明子】

10月31日朝刊
(毎日新聞) - 10月31日17時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061031-00000239-mailo-l36