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2006年10月31日(火) 22時12分

医療保険など12億円 損保大手6社が公表山形新聞

 大手損害保険6社は31日、医療保険など第3分野商品の不当な不払いの調査結果を発表した。2001年7月から今年6月までの5年間で、不払い件数は合計4365件、金額は約12億2000万円に上った。
 各社は金融庁に調査結果を報告し、保険金不払いの把握はほぼヤマを越えた。金融庁は報告内容を点検し、年内にも行政処分に踏み切る。業務停止や経営責任の明確化を迫る可能性もある。
 自動車保険の特約など損害保険商品は、26社で約31万8000件、186億円を超える不払いがあったことが既に判明している。東京海上日動火災保険の石原邦夫社長は記者会見し「顧客本位の体制をとれていなかった。大変申し訳ない」と陳謝した。
 調査結果によると、第3分野の不払いは、三井住友海上火災保険が最も多く1140件(約2億8400万円)だった。
 損保ジャパンは975件(約2億7000万円)、東京海上日動は805件(約2億7000万円)、日本興亜損害保険が833件(約2億1500万円)と、2億円を超える不払いが4社で見つかった。
 あいおい損害保険は470件(約1億4600万円)、ニッセイ同和損害保険は142件(3774万円)だった。
 医療、傷害、介護保険など第3分野の不払いは、三井住友海上に対する金融庁の検査で発覚。同社は業務停止命令を受け、7月から医療保険などの販売を禁じられた。
 金融庁は損保48社すべてに、医療保険などの不払いを10月末までに調査するよう指示しており、中小損保も結果を報告したとみられる。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MNP&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2006103101000756