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2006年10月31日(火) 07時07分

ソフトバンクが携帯電話契約システムを見直し、処理能力を2倍にロイター

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 10月30日、ソフトバンクの携帯電話子会社ソフトバンクモバイルが、数億円のコストをかけて処理能力を2倍にするなど増強を図った、と発表した。写真は5月、ソフトバンクの孫社長(2005年 ロイター/Yuriko Nakao)    [東京 30日 ロイター] ソフトバンク<9984.T>の携帯電話子会社ソフトバンクモバイルは30日、週末に起きた顧客管理システムの障害を受け、契約業務システムを見直したと発表した。数億円のコストをかけ、処理能力を2倍にするなど増強を図った。30日は新たなシステムで乗り切ったが、今週末には3連休が控えており、再び申し込みが殺到する恐れがある。
 見直し後のシステムでは、処理能力の増強だけでなく、携帯電話の番号継続制(MNP)にかかわる契約システムと、機種変更など通常の契約システムを切り離した。これまでは2つのシステムが統合されており、MNPに関する手続きと通常の契約に関する手続きを同じフローのなかで処理していた。そこへMNPを利用した契約と解約の申し込みが予想以上に殺到したことから、システムの処理能力を超えて手続きが滞留した。
 会見した孫正義社長は「2つのシステムを分離することで、MNPの手続きも、通常の契約続きも、今日はスムーズに流れた」と述べた。
 しかし従来のシステムは、MNP契約手続きの際にシステムを相互接続するNTTドコモ<9437.T>とKDDI<9433.T>とともに十分に試験を行ってきたもので、「これが最も安定したシステムだった」(阿多親市・専務)という。新たなシステムは従来のものほど試験を行っていない。そのためソフトバンクモバイルは当面、申し込みが混雑する午前11時─午後1時と午後5時─9時はMNPに関する受付業務を優先するなどの措置を取る。孫社長は「これでだいぶ強化されたはずだが、今週末の3連休は(申し込み)が殺到するおそれがある」と語った。
 <MNP利用の契約者数は公表せず>
 ソフトバンクモバイルはシステム障害の一因として、MNPを利用した通信会社変更の申し込みが集中したことを挙げている。しかし会見で孫社長は、24日にMNPが始まってからの契約件数を明らかにしなかった。KDDIとNTTドコモは30日、MNPを利用した24日─29日の契約者数を、それぞれ8万件の転入超、6万件の転出超と発表した。孫社長は「当社が新しい料金プランのサービスを始めたのは26日。しかも土日は(システム障害で)制限があった」と述べるにとどめた。
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(ロイター) - 10月31日7時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061031-00000319-reu-bus_all