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2006年10月30日(月) 21時40分

ハーマンプロ社製の浴室暖房乾燥機、改修済みでも火災読売新聞

 ハーマンプロ社製の浴室暖房乾燥機で火災が相次いでいる問題で、経済産業省は30日、すでに改修措置をとった乾燥機でも火災が起きる可能性があるとして、同社と販売元の東京ガス、大阪ガス、ノーリツ、ハーマンの計5社に、必要な改修が完了するまで、利用中止を消費者に呼びかけるよう指導した。

 この乾燥機をめぐっては、昨年8月以降、けが人はいないものの、浴室内の天井を焦がすなど、6件の火災が発生した。このうち今年5月までの3件について5社は今年6月、乾燥機本体と換気ファン部分をつなぐ中継線の損傷が原因として、14機種約12万5000台で中継線を交換する措置を取った。

 その後、8月に中継線を交換した乾燥機で2度にわたって火災が発生。今度は換気ファンを制御する電装基板が発熱して配線と接触したのが原因とみて、14機種のうち基板が発熱する仕様の6機種約8万台で改修措置を取ることにした。ところが、10月28日、大阪府内のマンションで2種類の改修措置を講じた乾燥機から出火した。これを受けて、5社は基板を交換する措置を講じるとともに、原因の特定を進めている。

 ハーマンプロ社の西端雄二社長は会見で、「責任を痛感しており、謝っても謝りきれない」と謝罪した。

 対象6機種は東京ガスがBBD—3301ACSK—J3と同3302ACSK—J2、大阪ガス161—5501、ハーマンがFD2809J3と同J2、ノーリツがBDV—3301UKNC—J。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061030i413.htm