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2006年10月30日(月) 22時34分

履修漏れ発覚、県立高校長が自殺 保護者説明会の当日朝日新聞

 30日午後4時5分ごろ、茨城県大子町左貫の山林で、同県立佐竹高校(常陸太田市)の高久裕一郎校長(58)がロープで首をつって死亡しているのが見つかった。そばで「先に行きます」などと書かれた遺書が発見され、県警は自殺とみている。同校は26日に必修の2科目で履修漏れが発覚、30日は保護者説明会の開催日だった。大子署が自殺との関連を調べている。

 調べによると、高久校長は29日午後2時に在宅が確認されているが、その後行方がわからなくなり、30日朝になっても帰宅しないため、妻(56)が同署に届け出た。県警が上空からヘリコプターで捜索して自宅から約2キロの地点で校長の車を発見、後に遺体を確認した。

 同校では、3年生195人のうち計80人が世界史Aと理科基礎の計4単位について未履修であることが発覚。高久校長は27日に学校で生徒に経緯を説明し、謝罪。この時、「私の判断の甘さが生徒諸君に不安を与えたことをおわびします。受験を控えて大切な時期。本当に申し訳なく思っています」などと話した。さらに根本滋教頭によると、校長は30日の保護者説明会について27日、「保護者への説明は重いな」と話していたという。

 30日午後6時半からは予定されていた保護者説明会があり、代わりに教頭が説明した。

 県教育委員会によると、高久校長は71年に教員となり、今年4月から現職だった。

http://www.asahi.com/national/update/1030/TKY200610300315.html