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2006年10月29日(日) 21時21分

<ソフトバンク>携帯加入を再停止 申請殺到し、対応できず毎日新聞

 ソフトバンクモバイルは29日、いったんは再開した携帯電話の加入契約業務を再度停止した。携帯会社を変えても同じ電話番号が使える「番号継続(ポータビリティー)制度」の利用や割安な料金プランへの変更などの申請が殺到し、システムが対応できなかった。番号継続制度が始まって最初の週末となった28日に続いて2日連続でトラブルを起こしたことで、顧客などから反発が強まりそうだ。
 ソフトバンクは28日にも、申請が顧客情報を管理するシステムの処理能力を超えたため、午後5時45分から契約業務を全面的に停止していた。29日は朝から業務を再開したが、この日も申請が多かったため、正午過ぎから番号継続制度による契約手続きを再び停止。ソフトバンクから他社への変更と、他社からソフトバンクへの変更がともにできなくなった。ただ、新規加入と解約などは対応した。
 ソフトバンクは同制度導入を顧客獲得の好機ととらえて、自社加入者同士での通話やメールが原則無料になる新料金プランを26日に導入した。しかしこのプランで顧客を引きつけたが、システム対応は追いつかず、準備不足を露呈した。同社は「システムの能力増強を急いで、番号継続制度に基づく契約業務を早急に再開したい」と説明している。30日の業務については、同日朝に再開するかどうか決める。
 ソフトバンクの契約業務の停止について、NTTドコモとKDDI(au)は29日、システムの早期回復と再発防止を連名で申し入れた。「ソフトバンクは事前の試験で処理能力に問題ないと説明していた。再度のトラブルの発生で、顧客がソフトバンクから自社へ乗り換えることができなくなり不利益を受けている」と話している。【工藤昭久】
(毎日新聞) - 10月29日21時21分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061029-00000060-mai-soci