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2006年10月28日(土) 08時04分

萌え〜教師女子生徒に連発「お前は俺のものだ」スポーツ報知

 担当する女子生徒に「萌(も)え〜」を連発し、長髪の男子生徒に対しては「髪を切るまで話しかけるな」と他の生徒に強要するなどしていた教師の存在が27日、明らかになった。保護者から千葉・いすみ市の苦情による内部調査で判明したのは、千葉県いすみ市立中の男性教諭(38)。担当する国語の授業中に複数の女子生徒に対し「おまえはおれのもの」と言ったり、数々の問題行動を繰り返していた。この教諭は事実関係を認め、この日、行われた学年集会で行き過ぎた言動を謝罪した。

 セクハラと言っていい発言を繰り返していたのは、赤いシャツやジャージーがトレードマークの38歳の国語教諭だった。今年4月に着任したこの教諭は、1学期こそノークレームで乗り切ったが、2学期になると“本性”を現したという。

 授業中にアキバ系俗語の「萌え〜」を女子生徒に連呼。さらには「おまえはおれのものだ」と勘違い発言を連発。髪を切らない男子生徒には、他の生徒に無視を強要するなど、無神経な言動を繰り返した。

 問題行動はこれだけではない。学校の玄関には大きな文字で「携帯電話禁止」の張り紙があるにもかかわらず、授業に携帯を持ち込み、バイブが振動するとおもむろに廊下に出て通話を開始。当然、授業は中断されるが、お構いなしにしゃべり続けた。

 また、遅刻を繰り返したあげく、教科書も持たずに現れた日も。世間話に終始することも多々あった。ほかにも「野球がうまくならないのは、おまえの足が遅いからだ」「つき合っている2人は別れたほうがいい」と余計な指摘もした。

 学校側は9月下旬に保護者からの苦情を受け、教師に対する聞き取り内部調査を開始。「無視強要」の件について同校や市教委は教諭による「いじめ」と判断し、学級担任から外すことを決定。この教師は野球部の顧問も受け持っているが、同校の校長は「(保護者や生徒の)意見を聞いてから考えたい」とした。

 この日、行われた緊急の学年集会にはこの教諭も出席し、数々の行き過ぎた言動を謝罪。今後は、教頭の管理の下、教科指導のイロハを学び、処分の決定を待つことになった。

 ◆萌え アニメ、漫画、ゲームなど架空のキャラクターに対する感情の高まりを表すスラング(俗語)。1990年代から、オタク層を中心に、インターネット上で急速に広がった。近年では、実在する女性に対しても使われる。「電車男」ブームなどをきっかけに、社会的認知度もアップ。05年には「萌え〜」として流行語大賞のトップテン入り。
(スポーツ報知) - 10月28日8時4分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061028-00000025-sph-soci