2006年10月27日(金) 15時01分
感謝状:2件続けて詐欺を防止 肥後銀・江津団地支店に /熊本(毎日新聞)
“不審な”振り込みに「待った」
熊本東署は26日、連続して2件の振り込め詐欺を防いだ肥後銀行江津団地支店(熊本市出水、高松和広支店長)に感謝状を贈った。
同支店では先月、架空の融資話を信じて約14万円を送金した女性(28)の相談を受けた。高松支店長は「さらに振り込むように」という相手からの電話に女性の夫のふりをして対応、2次被害を防いだ。さらに振込先の金融機関に連絡を取って被害に遭った金を取り戻した。
また、今月18日には、慌てた様子で約34万円を振り込もうとしていた女性(36)に窓口担当の行員が声をかけ、架空の請求だと判明し、被害を防いだ。
吉田親一・同署長は「二つ続けて被害を防止できたのは、組織全体で防犯意識を強く持っているから。大変ありがたい」と話した。
高松支店長は「事務的な対応では被害は防げない。お客さまとゆっくり話し、今後も様子がおかしい時には『確認したほうがいい』とアドバイスできるようにしたい」と話していた。【伊藤奈々恵】
10月27日朝刊
(毎日新聞) - 10月27日15時1分更新
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