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2006年10月26日(木) 15時00分

ベルル共済:掛け金引き落とし問題 阿波銀、入金中止の方針 四銀も見合わせ /徳島毎日新聞

 ◇2次被害を防止
 営業停止した「ベルル生命医療保障共済会」(本部・徳島市)へ払う掛け金の口座引き落としが26日に迫っていることを受け、阿波銀行(本店・徳島市)は同共済会の口座へ入金しない方針を決めた。引き落としの停止手続きの有無にかかわらず、26日の引き落とし自体を見合わせる金融機関もあり、2次被害防止を図る。【植松晃一】
 阿波銀行には同共済会の口座があり、各契約者の支払う掛け金は各金融機関を通じ、最終的に同行内の口座に集約される仕組み。阿波銀行によると、26日に引き落とし予定なのは、1229件約790万円で、同銀行関係の125件については、24日までに引き落とし停止手続きを完了。また、同銀行以外の1104件については、23日、各金融機関に顧客への意思確認を依頼。それぞれ顧客への連絡を進めている。
 万が一、手続きが間に合わず引き落とされた資金は来月10日、同銀行内の同共済会口座に入金する予定だったが、同銀行は入金しないことを決めた。また、手続きが間に合わずに引き落とされた場合でも、顧客名などが同6日ごろ、判明する見込みで、該当の顧客を持つ金融機関に連絡を取るよう、改めて協力を依頼する方針。
 一方、469件の引き落としを予定していた四国銀行(本店・高知市)は、顧客に手続きを取るよう呼びかけるが、間に合わない場合でも、緊急措置として、26日は引き落とさない方針を決めた。
 ◇ベルルの大学受験、資格取得講座、2社が受講生救済へ−−提携の「代ゼミ」「クレアール」
 一方、同共済会の運営会社「ベルルライフサービス」が開いている大学受験講座や資格取得講座について、提携していた「代々木ゼミナール」(東京都渋谷区)と「クレアール」(同千代田区)が受講生の救済に乗り出すことが、25日までに分かった。
 両社によると、ベルルは代々木ゼミナールと提携した大学受験講座を徳島、高知両市の教室で展開しており、高校生を中心に計43人が衛星中継による講義を視聴して学習。
 また、徳島、鴨島(吉野川市)、高知、高松、松山の5カ所では、司法書士や宅建などの資格講座を実施。約100人の受講生が提携先であるクレアールの教材を使って学んでいる。
 受講料を支払い済みの受講生を救済するのが狙い。いずれも受講生宅に、代々木ゼミナールは従来は衛星中継で届けていた授業を収録したビデオテープを、クレアールはDVD教材を届ける形で対応できないか調整中。受講生から新たに費用などを集めることはしないという。

10月26日朝刊
(毎日新聞) - 10月26日15時0分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000274-mailo-l36