悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年10月25日(水) 10時13分

番号継続制度 24日始まる 携帯変更は限定的だった模様毎日新聞

拡大写真
ナンバーポータビリティーがスタートし、にぎわう店内=東京都千代田区の「ヨドバシカメラ・マルチメディアAkiba」で24日午前10時21分、平田明浩写す    携帯電話会社を変えても電話番号をそのまま使える番号継続(ポータビリティー)制度が24日始まった。東京都内の家電量販店などでは、通常の平日より多くの客が訪れたが、制度を利用した携帯会社の変更は限定的だった模様で、静かなスタートとなった。ソフトバンクモバイルが打ち出した低料金戦略に対しNTTドコモ、KDDI(au)がどう価格で対抗するかが、顧客の乗り換え動向に大きな影響を与えそうだ。
 都内の家電量販店では24日朝、ソフトバンクモバイルの孫正義社長ら3社の幹部が顔をそろえ、自社の強みをそれぞれPRした。孫社長は「通話無料、メール無料のソフトバンクです」とあいさつし、前日発表した自社加入者間の通話やショートメールの無料サービスを強調。24日には写真などの添付ファイル付きのメールなどすべての自社加入者間のメールを無料にすると発表し、低料金戦略をいっそう鮮明にした。
 ただ、ソフトバンクのプランは、午後9時から午前1時までの無料通話は月200分までの制限があり、それを超えると料金がかかる。ドコモの平田正之副社長は「いろいろな条件が付いており、使い勝手がいいのだろうか。料金だけでなくネットワーク、サービスも含めた競争」と指摘。KDDIの川井徹・執行役員は「対抗策をとるかどうか検討するが、同様のプランを導入するにせよ一時的」と述べ、本格的な消耗戦は避けたい意向をにじませた。
 インターネット調査会社のマクロミルが今月中旬に実施した調査では、番号継続制度を利用して会社を変えたいと回答したのは約7%だった。しかし、「ソフトバンクの新料金プランにより、乗り換えへの関心は高まった」(販売店関係者)との見方もあり、ドコモ、KDDIの対応次第では、大きなシェア変動につながる可能性もある。
【工藤昭久】
(毎日新聞) - 10月25日10時13分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000005-maip-bus_all