2006年10月25日(水) 10時13分

ソフトバンク社長　番号継続制度の競争で勝ち抜く意欲示す（毎日新聞）

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インタビューに答える孫正義・ソフトバンクモバイル社長＝東京都港区東新橋で２４日、野田武写す 　 　携帯業界３位のソフトバンクモバイルの孫正義社長は２４日、毎日新聞のインタビューに応じた。携帯会社を変えても同じ番号をそのまま使える番号継続（ポータビリティー）制度で激化するとみられる競争を、低料金戦略と魅力ある端末の投入で勝ち抜く意欲を示した。【聞き手・工藤昭久】
　−−通話、メールの自社間無料プランと、ＮＴＴドコモ、ＫＤＤＩ（ａｕ）の長期割引を引き継いだ上、２１０円をさらに割り引くプランを２３日発表した。
　◆市場を刺激し、競争を活性化させる必要がある。我々の調査では、多くの利用者の通話時間は１番多く話す人との間で８５％、２番目を含めれば９４％に達する。基本料２８８０円を払って当社に加入すれば、通話、メールを安心して使える。
　−−他社は料金値下げに追随すると思うか。
　◆分からない。しかし、追随されたら２４時間以内にさらなる値下げをすると約束した。他社の料金動向を気にすることなく、迷わず当社に加入することになるだろう。
　−−番号継続制を勝ち抜くポイントは。
　◆料金と端末だ。料金は自社間無料プランと乗り換えプランで整った。端末も１３機種あり品ぞろえは十分で、ワンタッチでヤフーにつながるボタンをつけた。課題のネットワークは、都市部の通話では問題ない。
　−−ａｕが強みとする音楽配信機能をドコモも強化する。
　◆米アップルコンピュータのｉＰｏｄの最新機種と携帯のセット販売を始めた。ｉＰｏｄで音楽を聴く人の方が、携帯で聴く人より多いと思うが、一体型のニーズも高いので、音楽配信対応機種もそろえている。
　−−ドコモやＫＤＤＩは利益を十分に出しており、料金値下げをすべきと考えるか。
　◆顧客に利益を還元し、満足してもらえるサービスを提供することが事業をやる者の志と考える。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000010-maip-bus_all