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2006年10月24日(火) 12時05分

リニューアルが先か、SEO が先かjapan.internet.com

Web サイトのリニューアル時に SEO を取り入れたい、といったクライアント様の要望は実に多いが、実際にリニューアルのプロジェクトに参加してみると、SEO は未だ別扱いになっており、リニューアルサイトのアップが優先事項として認識され、蓋を開けてみるとSEO は後回しになっていることが多い。

リニューアルをして、良いコンテンツ、良いサイトを作ることは非常に大事であるが、それだけで実際にアクセス数は増えるだろうか。思いのほか、それは厳しいだろう。

売り上げ低迷に悩んだ飲食店が店舗改装を行うも、その店が人通りの少ない裏道にひっそりと立っているため、存在を知られることがなく客足はさっぱり伸びない、というようなものだ。新装開店だけで成功するのは、おおむね、その店がすでに顧客に「認知されている」場合だ。認知度を高めること自体が目的のリニューアルは、効果を出すのは難しい。(もちろん、余裕があれば口コミで広がるのを待つ手もある。)

良いサイトを「作る」ことと、良いサイトを「知ってもらう」ことは別である。リニューアルが良いサイトを「作る」ことなら、SEO は良いサイトを「知ってもらう」こと。どちらが欠けても、それは Web サイトの成功を妨げる。SEO はサイトまでの“道づくり”であり、そしてその“道づくり”を行なう上で重要な役割を担うのが、貴社サイトと関連のある「数々の検索キーワード」である。検索エンジンこそが、ユーザーとの最初の接点となるからだ。

また、忘れてはならないのは、上記のような“道づくり”の作業は、検索エンジンだけでなく、ユーザへも好影響を与えているということである。「検索数の多いキーワードを知る」=「ユーザーが望むコンテンツを知る」であり、「クローラー巡回を促すサイト内リンクの充実」=「スムーズなナビゲーションの設計」であり、「論理構造に沿ったシンプルな HTML 構造」=「閲覧環境に左右されないサイトの実現」である。先ほど、良いサイトを「作る」ことと「知ってもらう」ことは別だと書いた。しかし、リニューアルにおけるサイト設計と SEO は、見事に両立する。「良いサイト」はどちらの要件も満たしているのだ。

「このキーワードで対策をしておけば、こんなに検索エンジン経由で集客ができていたなんて…。リニューアルの時に気づいていれば…。」こんな事態を避けるためにも、リニューアル時のプラン、スケジュールにきちんと SEO を組み込んでおくことをおすすめする。貴社サイトが、本当に「良いサイト」へ生まれ変わる(リニューアルする)ための、大きな力となるのだから。

(執筆:株式会社アイレップ SEO ディレクター 今井健児)

記事提供: アイレップ



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(japan.internet.com) - 10月24日12時5分更新

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