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2006年10月24日(火) 11時03分

県警裏金告発:県警が関係者聴取、上司らは否定 元警部補側と面談検討 /栃木毎日新聞

 県警の現職時代「上司の命令で架空の領収証を作成した」などと阿久津武尚元警部補(60)が告発した問題で23日、県警は関係者らに事実確認を求めるなど、調査に乗り出したことを明らかにした。元警部補の当時の上司らは調査に対し、いずれも告発内容を否定しており、県警は今後、監察課を中心に元警部補本人に面接を求める意向。ただ、元警部補は「代理人の弁護士を通してほしい」と難色を示しており、真相解明に時間がかかる可能性もある。【吉井理記】
 県警の野村護警務部長は同日、告発について「抽象的かつ古い話でもあり確認できないが、報道されたことにより警察不信を招きかねないので、必要な体制で事実確認する」とコメントした。
 阿久津元警部補は21日、宇都宮市内で開かれた市民団体の講演で、97〜01年の旧黒羽署交通課勤務時代に▽署の上司に命じられ、発行人が他人名義の領収証を2枚書いた▽自分が管理していた交通違反者8人の違反切符が抜き取られた▽00年の3〜12月、出張していないのに「旅費」とみられる現金が3回支給された——と告発。「裏金づくりや交通違反のもみ消しだ」と指摘した。
 県警は3点の疑惑について23日、同署の元署長や次長、会計課長ら退職者を含む関係者に電話や面接で確認。いずれも否定したという。また同日午後、元警部補宅に電話し、事実確認や面談を求めたが、元警部補側は「告発したことで、県警から圧力をかけられる恐れがある」として拒否。面談の見通しは立っていない。元警部補の代理人、米田軍平弁護士への面談について、県警は「事態の推移次第で検討する」と述べるにとどまった。
 県警会計課は「旅費」について「00年4月以降は職員に直接銀行振り込みするようになっており、現金の手渡しはあり得ない」などと話している。

10月24日朝刊
(毎日新聞) - 10月24日11時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061024-00000082-mailo-l09