悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年10月23日(月) 17時08分

「書きかけのmixi日記を消してしまった!」を防ぐITmedia Biz.ID

 ブログやmixi日記を眺めていると、「せっかく書いたのに、日記を飛ばしてしまった!」と嘆いているのをよく目にする。時間をかけて長文を書き、いざアップ、と思ったときに間違って前のページや次のページに移動してしまったため、慌てて戻ったらせっかく書いたテキストが消えていた……という失敗である。

 そういうときに与えられるアドバイスは大抵「テキストエディタに書いてコピペするといいよ」というものだが、それも正直、面倒くさい。「Webブラウザに直接書き込めるから、ブログやmixiは気楽で楽しいのではないかなあ」と思ってしまう。

 そういう私は、実はこの手の失敗をほとんどしたことがない。別に性格が慎重というわけではなく、ブラウザが助けてくれるから。書き込みを飛ばして泣いたことがある人のほとんどは、IEユーザーではないだろうか。

●キャッシュが強力なWebブラウザ、Opera

 ノルウェーのOpera Softwareが開発している「Opera」は、IEコンポーネントともGeckoとも異なる独自エンジンを搭載したWebブラウザだ。現在最新バージョンは9.02。初代Operaブラウザは1997年発表と歴史も古く、また、タブブラウザのはしりでもある。

 Operaは非常に多機能で、機能や特徴を紹介するだけで何本も記事が書けてしまうようなブラウザだ。数々の特徴の中でも、「表示が高速」「セキュリティ面で安心」といったポイントがよく取り上げられるが、ここでは「キャッシュが強く残る」という点を推したいと思う。

 IEなどWebブラウザのテキストボックスにテキストを書き込んで編集したとき、編集途中でページを移動してしまうと、そのページに戻ってもテキストボックスが空になっていることが多い(サーバ側の作りにもよるのだが)。これが冒頭に書いたような悲劇を呼ぶ。Operaは数ページ移動して戻ってきても、テキストボックス内は編集途中のままだ。

 ちなみにOperaは、表示済みのページを再表示するのがものすごく速い。エンジン自体が高速なだけでなく、キャッシュをしっかり残しており、再レンダリングなしで表示できるためだ。「このサイトをあとでオフラインでゆっくり読もう」といったときには、オンラインの状態でどんどんページを先読みしておけば、戻る/進むボタンを使ってオフラインでもページをサクサク閲覧できる。

 Windows向けOperaは、公式サイトからダウンロードして無料で利用できる。従来Operaは広告を表示する代わりに全機能が利用できる無料版と、広告を表示しなくてよく、メールでサポートが受けられる有料版の2本立てで展開していたが、2005年9月からは無料版からも広告を取り除いた。日本ではパッケージ版をライブドアが販売していたが、無料ダウンロード版から広告が消えたのに伴い、こちらは販売を停止している。

●FirefoxでもOK

 他のブラウザでも試してみたところ、「Firefox」を使った場合でも、テキストボックス内に編集中のテキストを残したままでページが移動できた。Operaではなく、Firefoxを使うのも“誤消去防止”には有用だ。ただ、Firefoxは柔軟にカスタマイズできる半面、便利にするまでにはいろいろとユーザーが手を加えなくてはならず、デフォルトで使い良く多機能という点ではOperaに軍配が上がる……と思うのは、Opera使いのひいき目だろうか。

 なおいくらOperaとはいっても(Firefoxでも)、編集途中でページを閉じてしまったら、書きかけのテキストは復活できない。くれぐれも「書きかけで閉じちゃった」という失敗だけはしないように気をつけたい。

http://www.itmedia.co.jp/bizid/
(ITmedia Biz.ID) - 10月23日17時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061023-00000051-zdn_b-sci