2006年10月23日(月) 00時00分

公明　森氏と政策協定　ふくしま知事選（朝日新聞）

　佐藤栄佐久前知事の引責辞職に伴う出直し知事選（２６日告示、１１月１２日投開票）で、自民党の推薦で立候補を予定している、いわき市出身の弁護士、森雅子氏（４２）は２２日、公明党県本部と政策協定を結んだ。一方、民主党の推薦で立候補する予定の参院議員佐藤雄平氏（５８）に対し、社民党県連が推薦を決めた。各陣営はこの日、政見放送の録画撮りや会合などに追われた。
公明党は２２日、郡山市内で同党県本部の大会を開き、森氏に推薦状を手渡した。また、同党県本部は同日、森氏と「談合事件の徹底検証」や「子育て支援の充実」など２２項目の政策協定を締結した。森氏は「『弱者を助けたい』という点で考え方が一致した。福島県民には、小さいときに助けてもらった恩返しをしたい」と話した。

　一方、社民党県連は２１日、佐藤氏を推薦することを決め、同党全国連合に上申した。近く同連合が推薦を決める。同県連では近く、佐藤氏と「親しみやすい県政」「二度と談合できない風通しの良い県政」などを柱とした政策協定を結ぶとしている。

　佐藤氏は２２日、夕方まで政見放送の録画撮りをこなした。この日午前９時から福島市内のテレビ局を皮切りに、同市と郡山市のテレビ、ラジオ計５局で録画撮りや録音を行った。共産党推薦で立候補する県労連議長の小川英雄氏（５７）も、政見放送の録画・録音でテレビ局やラジオ局を回った。森氏は２３日、録画撮り・録音を行う予定だ。

http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000610230004