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2006年10月21日(土) 10時07分

宗像市の施設 そば粉100%と誤表示 熊本の納入3セク 小麦粉混入伝えず西日本新聞

 福岡県宗像市の市立農業体験施設「正助ふるさと村」のレストランで、小麦粉入りそば食品が誤って「そば粉100%」と表示され、販売されていたことが20日、分かった。小麦粉アレルギーがある幼児が4日、施設内でざるそばを食べた後、激しいぜんそくを発症したことから判明した。市側は「そば粉の仕入れ先の情報提供ミスが原因。事実と異なる表示で、利用者には大変迷惑をかけた」としている。

 同市などによると、施設内のレストラン「正助茶屋」では熊本県南阿蘇村(旧久木野村)産のそば粉100%使用のそばをメニューに掲示。同村の第3セクター「くぎのむら」(社長=岩下友春・同村助役)からそば粉を仕入れてきた。

 しかし、2004年秋の台風でソバの収穫が激減。ニュージーランド産そば粉で代用することになり、つなぎとして小麦粉を10%混ぜたが、ふるさと村には輸入そば粉使用のみ伝えていた。

 収穫が回復した昨秋以降は、地元産のそば粉を確保できるようになったが、製粉工場への指示が不徹底だったため、小麦粉が混ざったそば粉が引き続き納入されていたという。
「くぎのむら」の甲斐成二管理部長は「わたしどもの不手際で多大なご迷惑をかけた。消費者の信用を取り戻す最善策を考えたい」と陳謝している。宗像市も「利用者へのおわびとして、ふるさと村では11月5日まで特別価格で食事を提供したい」としている。


=2006/10/21付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 10月21日10時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061021-00000013-nnp-l40