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2006年10月21日(土) 13時49分

4世代の家族5人が焼死、福岡・豊前で住宅全焼読売新聞


5人が焼死した福岡・豊前市の住宅火災現場(21日午前6時20分)

 21日午前5時半ごろ、福岡県豊前市市丸、プロパンガス販売業、東陽一郎さん(69)方から出火、木造一部2階建て住宅約230平方メートルを全焼した。

 東さん方には4世代10人が住んでおり、焼け跡から東さんの母アサ子さん(92)と妻玉喜さん(67)、娘婿で自動車販売会社員、江口慎二さん(37)、江口さんの三男莉記(りき)君(3)、二女小梨伽(さりか)ちゃん(2)の焼死体が見つかった。

 1階の和室が激しく燃えており、県警豊前署は、この部屋から出火したとみて調べている。

 調べによると、東さんは神奈川県・箱根方面に旅行するため、同日午前4時ごろ、自宅を出て福岡空港に向かっていた。

 江口さんは7人家族で、東さん方の2階で暮らしており、出火当時、江口さんの妻晴美さん(38)、長男祐輝君(9)、長女利奈ちゃん(7)、二男大祐君(5)が寝ていた。いずれも避難して無事だったが、大祐君は足に軽いやけどを負い、救急車で福岡県行橋市内の病院に搬送された。

 燃え方が激しい和室は玄関から入って左側にあり、アサ子さんが寝起きしていた。アサ子さんは足が不自由だったという。

 1階の廊下にアサ子さん、階段付近の部屋に玉喜さんが倒れていた。2階には江口さんと莉記君、小梨伽ちゃんの3人の遺体があったという。

 東さん方から約50メートル離れた住宅に住む女性(73)は「午前5時半ごろ、『お母さん、お母さん』と、泣き叫ぶ子どもの声が響いた。外に出てみると、東さんの家から火柱が上がっていた」と話している。

 現場はJR日豊線・宇島駅から南東へ約2・5キロの田園地帯で、県道新吉富—豊前線沿いにある集落の一角。

 福岡管区気象台によると、豊前市では7日から雨が降っておらず、乾燥状態が続いていた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061021it02.htm