悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年10月21日(土) 00時00分

県庁本館 新設監視カメラ稼働 運用要綱策定 プライバシーに配慮読売新聞

 県庁本館の知事室や記者会見室付近などを撮影するために新設された監視カメラ8台が、20日から稼働を始めた。県ではこれに合わせ、カメラ運用に関する要綱を策定。人が映った画像の保管期間は「必要最小限」とし、期限が過ぎたものは確実に消去することなどを盛り込んでおり、「個人情報の保護やプライバシーに配慮して運用したい」としている。

 県庁にはこれまで、計21台の監視カメラがあったが、新行政棟の地下駐車場や最上階の展望ホール、玄関などに限られており、通常のフロアに取り付けられるのは初めて。今回新設の8台と合わせ、設置数は計29台となった。カメラは24時間撮影・録画可能で、画像は警備員室のモニターで見られる。新設カメラの稼働で、県が策定したのは「警備カメラの運用に伴う個人情報の保護に関する要綱」。20日から施行した。

 11条から成り、▽個人情報画像で知り得た情報の漏えい、不当な使用をしない▽本来の目的以外で個人情報画像の加工、複写をしない▽記録媒体は施錠できる保管庫や防護できる場所に保管し、関係者以外の立ち入り禁止などの措置を講じる——などとしている。

 また、これまでは撮影画像は3週間保存することにしていたが、今回の新設を機に、保存期間を「7日間」に短縮した。

 県総務法制課は「事故やトラブルを未然に防ぐのがカメラの本来の目的。県民に不安がないようにしたい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news001.htm