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2006年10月21日(土) 19時01分

石造り排水溝跡:武雄市の松浦川改修工事現場で発掘 あす現地説明会 /佐賀毎日新聞

 ◇江戸時代後期〜幕末に建造
 武雄市武内町真手野の松浦川改修工事現場で、江戸時代後期〜幕末に建造されたとみられる石造りの排水溝跡が見つかった。大砲や火薬を製造する際に動力を得るための水車用と推定される。同市教委は詳しい調査を進めると共に、22日午後2時から現地説明会を行う。
 市教委文化財係によると、武雄鍋島家文書には、1836年に大砲を鋳造し、その翌年には武内町の真手野台場で試射した記録が残っているという。当時の佐賀藩武雄領では蘭学、洋学の導入が盛んで、青銅製の大砲が作られていたという説が確かならば、排水溝跡の周辺から銅の削りかすなども見つかるのではないかと期待されている。
 排水溝跡は9月中旬、現地で橋の付け替え工事をしていた建設業者が、土中から発見した。溝の上には幅1メートルほどの平らな板石が数枚、覆うように並べられていた。排水溝がふた付きの「暗きょ」だったため、深さ約60センチの溝本体の保存状態は良好だ。
 市が排水溝跡を「柿田代遺跡」(仮称)として親水公園に整備する案も出ている。現地説明会では文化財係の職員が、排水溝跡の歴史的価値について説明する。
 場所は県道相知山内線沿いで、武内小学校から北へ約1キロ。【朴鐘珠】

10月21日朝刊
(毎日新聞) - 10月21日19時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061021-00000310-mailo-l41