2006年10月19日(木) 11時56分

大阪地裁、少年描く法廷画を禁止　寝屋川殺傷事件（朝日新聞）

　寝屋川市立中央小で起きた教職員殺傷事件の判決公判で、大阪地裁の横田信之裁判長は報道各社に傍聴席での法廷画作製を禁止した。昨年９月の初公判以来、地裁側は同事件で被告となった少年（１８）の姿などを法廷内で描くことを禁じており、大阪司法記者クラブが判決前に再度許可するよう求めていた。

　法廷画を不許可とした理由について、地裁総務課は「少年法の精神に照らし、裁判長が訴訟指揮で判断したと考えている」としている。

　少年の法廷画をめぐっては、弁護団も初公判時に同クラブに対して「後ろ姿のスケッチでも少年法に反する場合があり、容貌（ようぼう）が報道されれば少年の更生を妨げる」と申し入れている。

http://www.asahi.com/national/update/1019/OSK200610190026.html