2006年10月19日(木) 17時22分
奈良地裁・家裁:判決文「HPでの公開も必要」 新所長の前田氏が就任会見 /奈良(毎日新聞)
◇国民の関心高い事件の判決文
奈良地方・家庭裁判所長に10日に着任した前田順司氏(55)が17日、記者会見し、「国民の裁判への期待に応えたい」と抱負を述べた。
09年5月までにスタートする裁判員制度について「広報活動や模擬裁判を通じて、国民に理解を深めてもらいたい。裁判員として参加してもらいやすくするため、有給休暇の創設や育児や介護の支援など、(司法の立場からも)できることを探りたい」と話した。
裁判を身近にするための判決文の公表などの取り組みとして「国民の関心が高い事件については、東京地裁、高裁が実施しているように判決文をホームページ(HP)に載せることも必要だと思う」と述べた。
前田所長は75年に大阪地裁判事補となり、その後、東京地裁判事、東京高裁判事などを歴任。主に民事裁判を担当した。【高瀬浩平】
10月18日朝刊
(毎日新聞) - 10月19日17時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000218-mailo-l29