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2006年10月19日(木) 09時53分

松本零士氏、槙原敬之に歌詞パクられた日刊スポーツ

 「宇宙戦艦ヤマト」などで知られる漫画家松本零士さん(68)が、シンガー・ソングライター槙原敬之(37)作詞・作曲の曲「約束の場所」(歌・ケミストリー)の詞の一部が「銀河鉄道999」のセリフの無断使用と主張していることが18日、分かった。訴訟などは考えてないが、槙原の謝罪を求めており、今後の双方の出方が注目される。
 松本さんが無断使用と指摘したのは、歌詞の「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」というサビの部分。「約束−」は女優長沢まさみが出演するCMにも起用され、この部分が流れている。松本さんは、この詞が「銀河鉄道−」に使った「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」と合致すると主張している。
 「銀河鉄道−」は77年に連載が始まり、78年にアニメ化。79年に映画化もされ、このセリフは単行本(21巻)に収録され、映画でも使用されて、ファンの間では名セリフとして定着している。
 CM曲の歌詞が似ているとの指摘を受けた松本さんは、槙原側に電話をかけ、本人と話したところ「最初は(盗作と)違うと。話してるうちに『記憶に残っていたのかもしれない』と言いだした。ならば文書で謝罪してくれと言うと、できないと言った」という。その後、レコード会社社長らが松本さんを訪ね、謝罪した。しかし、松本さんは槙原が同席しなかったことを不快に思い「創作家同士のプライドの問題。男同士なら分かってほしい」と本人の謝罪を要求した。
 松本さんは「ここ10年ほど、私の講演テーマとして、若者に何度も何度も語りかけてきた言葉を、第3者によって世間に紹介されるのは腹が立つ。謝罪さえあれば、今からでもいい」としている。現段階では、著作権侵害をめぐる訴訟やCM曲使用差し止めなどを求めるつもりはなく、詞の「出典」を明示することなどを求めている。
(日刊スポーツ) - 10月19日9時53分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000047-nks-ent