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2006年10月19日(木) 00時00分

振り込め詐欺多発 息子かたり「会社の金使い込んだ」 東京新聞

 息子を偽って「会社の金を使い込んだ」と電話をかける同様手口の振り込め詐欺が県内で相次いでいる。現金を要求する前に、「携帯電話の番号を変えた」と偽の連絡を入れ、確認を取りづらくした犯行もあり、県警は「自分から息子の名を呼ばず、疑ってみることが大切」と注意を呼び掛けている。

 県警によると、下仁田町の内職業の女性(59)が十七日、下仁田署に「息子を装った電話があり、二百万円を振り込んだ」と被害届を出した。

 調べでは、女性宅に先月二十五日ごろ、都内に住む団体職員の長男(30)を名乗り「携帯電話が変わった」と新しい番号を連絡。三日後の同月二十八日午前九時ごろ、長男と偽って「会社の金を使い込んだ」と電話があり、二百万円を要求。女性は同日、下仁田町内の金融機関の現金自動預払機(ATM)から指定口座に二百万円を振り込んだ。同日中に県外のコンビニのATMから全額引き出されていた。女性は長男と信じ込んで連絡を取らず、今月十七日になって被害に気付いた。

 息子を名乗る同様手口の詐欺は、今月十二日に南牧村と甘楽町で計二件、約六百二十万円の被害があった。今回は携帯電話番号の変更も連絡しており、県警は「事前に探りを入れた上で、折り返し電話がかかってきてもよいようにしているのでは」と分析する。県内では九月、家人を装う振り込め詐欺が十七件発生。被害額も約二千六百万円にも上り、八月と比べ件数、被害額とも約三倍と急増している。 (石井友恵)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20061019/lcl_____gnm_____000.shtml