2006年10月18日(水) 12時01分

火災：総連県本部、斜面の竹林焼く　放火の可能性も　／茨城（毎日新聞）

　１７日午前５時半ごろ、水戸市千波町の在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）県本部（李東済委員長）北側斜面の竹林から出火、約５０平方メートルを焼いた。当時無人で、けが人はなかった。付近に火の気がないことなどから、水戸署は放火の可能性もあるとみている。
　調べでは、竹林となっている斜面は県本部の正面出入り口とは反対の施設裏手にある。燃えたのは市道と私道が交わる角付近で、人が容易に近付ける。近くにブロック組みの焼却施設があるが、１６日以降は使用されていないという。
　李委員長は１７日午後、県本部で会見。「単なる悪質な放火とは思えない」などと指摘し、９日の北朝鮮核実験を受けた嫌がらせの可能性を示唆した。また実験後、県本部に無言電話が掛かってきたり、ペンキ入りの瓶が投げ込まれたりしていることも明らかにし「在日朝鮮人が住みにくくなっている。政府や行政機関に人権、生活権の保障を強く求めたい」と述べた。【山本将克】＝一部地域既報

１０月１８日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000103-mailo-l08