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2006年10月18日(水) 00時00分

ふじみ野の事故プール管理業者  解約拒否 東京新聞

 今年七月に市営プールで小学二年女子児童が死亡する事故が起きた埼玉県ふじみ野市で、同市がプールの管理業務を委託していた施設管理会社「太陽管財」(さいたま市)と下請けの同「京明プランニング」(同市)に対し、プール管理以外の委託業務について解約を申し入れたところ、両社から拒否されていることが十七日、分かった。

 市によると、太陽管財はプール管理業務以外に市立福祉センター管理業務など六件、京明プランニングは市立総合センターの管理業務を本年度は受けている。

 市は事故後の八月末に口頭で解約を申し入れたが、両社は拒否した。このため、九月十二日に島田行雄市長名で「委託契約の合意解約について」という文書を両社に郵送した。文書は「契約の継続は、市民に対して大変困難である実情を十分ご賢察され、合意解約について再考されたい」などとしている。

 これに対し、太陽管財は同月二十日、社長名の文書で「責任を痛感しているが、直ちに納得しうるところではない」と回答。「従業員の教育に力を注いでおり、市の入札に多く指名していただいているのも、従業員の働きぶりをみての結果」と反論している。さらに「他市町村にまで(解約が)影響すると、倒産、すなわち何百名もの従業員の仕事と収入が無くなりかねない。償いのため、今まで以上に職務に励む」と解約を拒否している。

 京明プランニングも「プール事故が(別の契約の)解除原因に該当するものではない」などと回答している。

 山崎豊・市総務部長は「市が一方的に解約すれば、違約金などが発生する。解約に応じてもらえるよう、近く両社に出向き、再考を求める」と説明。太陽管財、京明プランニング両社は「担当者が不在だが、事故に関するコメントは差し控えている」という。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061018/mng_____sya_____005.shtml