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2006年10月18日(水) 12時18分

IFPI、違法 P2P ファイル交換に対し世界17か国で提訴japan.internet.com

国際レコード産業連盟 (IFPI) は17日、著作権侵害抑止およびオンライン音楽の合法利用促進を目的としたキャンペーンを強化し、違法なピアツーピア (P2P) ファイル交換実施者に対して、世界17か国で8000件を超える訴訟手続きをとったと発表した。

IFPI の発表によると、法的手続きをとった国は、アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、中国、アイスランド、アイルランド、イタリア、メキシコ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、スイスの17か国だという。

今回の提訴により、米国外での訴訟件数は1万3000件を超えた。

IFPI によると、刑事と民事の両方で訴訟を起こしており、ブラジル、メキシコ、ポーランドでこの種の訴訟は初めてのことという。

IFPI は発表の中で、ブラジルでは昨年の違法ダウンロード楽曲数が10億曲を超えており、同国レコード業界の売上も2000年水準の半分近くに落ち込んでいると説明した。

IFPI 会長兼 CEO の John Kennedy 氏は、声明の中で次のように述べている。「今回訴訟を起こした17か国には、消費者が利用できる合法的な音楽サービスがある。弁解の余地はない」

今回の訴訟では、音楽ファイルの違法交換を行なっている者だけでなく、インターネットのファイル交換ネットワークに、著作権付きの楽曲をアップロードしている者も対象としている。

『BitTorrent』『eDonkey』『DirectConnect』『Gnutella』『Limewire』『SoulSeek』『WinMX』など、主要 P2P サービスすべてについて、これを利用するアップロード実施者が対象という。



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(japan.internet.com) - 10月18日12時18分更新

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