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2006年10月18日(水) 17時08分

2年前女性教諭も暴言 中2自殺の三輪中 女生徒不登校に 「ばか」「頭おかしい」西日本新聞

 2年生の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとみられる福岡県筑前町の三輪中学校(合(ごう)谷(や)智校長)で、2年前に女性教諭が当時2年生の女子生徒だった女性(15)に「頭がおかしい」などと不適切な発言をしていたことが18日、分かった。女性はショックでその後不登校となった。今回の事件では男子生徒の1年時の担任だった男性教諭(47)がいじめを誘発するような発言をしていたことが発覚しており、女性は「教諭が生徒に言葉の暴力を振るう三輪中の体質は何も変わっていない」と憤っている。

 女性によると、2年前の7月、清掃の時間に女性が友人数人と私語を交わしながらほうきで床を掃いていた際、見回りに来た女性教諭が「話をせずに掃除しなさい」と注意。直後に女性の顔を見ながら「あんた、ばかじゃないの」「頭がおかしい」とののしった。

 女性は「なぜ、先生からさげすまされないといけないのか」と衝撃を受けた。納得できず女性教諭の自宅に電話した際、女性教諭は「転校してくる前の学校でも頭が悪かったらしいね」「茶髪に染めていたんでしょ」などと発言。抗議すると「本当のことを言っただけでしょ」と話したという。

 母親に相談し、一週間後に女性教諭と校長室で面談した女性は「何か言うことはありませんか」と謝罪を求めたが、女性教諭は「何もないです」と答えたまま黙り込んだ。母親が抗議すると当時も校長だった合谷校長は「私にそういうこと言われても分からないですね」などと問題視していない態度を取ったという。

 教諭と学校に不信感を抱いた女性はその後、卒業するまで学校を休みがちになった。この女性教諭は現在も同中に在籍している。

 女性は「悔しくて何度も死にたいと思ったが、死にきれなかった。自殺した男子生徒が担任からいじめを受けていたと知り自分の体験を思い出し恐怖を覚えた」と話している。

 同中の佐藤勝彦教頭は「事実かどうかを含め、一切コメントしない」と話した。

=2006/10/18付 西日本新聞夕刊=
(西日本新聞) - 10月18日17時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000031-nnp-l40