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2006年10月18日(水) 14時01分

いじめ:小中学で実態調査を開始 他道県の自殺事例受け−−伊賀市教委 /三重毎日新聞

 ◇文書でなく面談で
 北海道や福岡県で児童・生徒がいじめを苦に自殺したことを受け、伊賀市教育委員会は独自に市内小中学校のいじめの実態調査を始めた。同市教委学校教育課は「調査結果は真摯(しんし)に受け止め、問題が判明した場合は解決に努めたい」と話している。
 調査は、福岡県筑前町の中学2年の男子生徒(13)が自宅で首つり自殺をしたことが判明後、開始した。伊賀市内の12中学校と昨年いじめがあった2小学校で実施。市教委の生徒指導の担当者が直接学校を訪問し、いじめの内容や、子どもの相談の受け入れ態勢などについて校長から聞き取りしているという。
 同市教委によると、市内の小中学校で昨年度、▽言葉で脅す▽仲間外れにする▽持ち物を隠す▽暴力をふるう——などのいじめが小学校で6件、中学校で57件発生。今年度も16日までに、中学校で9件のいじめがあったという。
 北海道滝川市内の小学校で小学6年の女児(当時12歳)がいじめを苦に自殺したが、同市教委がいじめに関する遺書の記述を隠して発表したことなどが判明した後、伊賀市教委は伊賀市内の各校に実態把握を求める文書を通知することを検討。ところが、福岡県筑前町でも男子生徒がいじめが原因で自殺したことが分かったため、伊賀市教委は文書通達ではなく面談による実態調査を決めたという。
 伊賀市教委学校教育課は「伊賀市内の学校でいじめがないとは言い切ることはできない。いじめはあると率直に認めて実態を把握し、調査の結果は問題解決に役立てたい」と話している。【小槌大介】
〔伊賀版〕

10月18日朝刊
(毎日新聞) - 10月18日14時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000192-mailo-l24