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2006年10月18日(水) 10時03分

福岡いじめ自殺 「小5からいじめ」同級生が遺族に伝える毎日新聞

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全員協議会で説明を終え、筑前町役場を出る中原敏隆教育長=福岡県筑前町で17日午後2時43分、山下恭二写す    いじめを苦に自殺した福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)が、小学5年の時からいじめを受けていたことが分かった。自殺の直前まで男子生徒から相談を受けていた同級生2人が16日に生徒の両親らに伝えた。いじめは小6になっていったん収まったが中学になって再発し、男子生徒を追い詰めた。心配する同級生に、男子生徒は「親が心配するから」と口止めしていたという。
 男子生徒の祖父によると、男子生徒は小5のころクラスの雰囲気を明るくしようと、教室内でよく友人を笑わせようとしていた。しかし、そのためばかにするようなあだ名を付けられ、中学校では「目障りだ」などと言われたり、机に「バカ」と書かれたこともあったという。
 男子生徒の父(40)は17日に「わが家で一番大切な希望を奪われました。なぜ、息子は狭くて暗い倉庫で、一人で命を絶たなければならなかったのか。私たちは知りたい」「それをすることが、いじめなどにより、二度と同じ悲劇を繰り返さない、そして、二度と同じ家族を作らないことだと信じます」などとするコメントを出した。
 一方、福岡県筑前町は17日、調査委員会を設置することを決めた。同日あった町議会全員協議会で手柴豊次町長が報告した。調査委員会は教育委員やPTAら10人程度で構成され、関係者から順次、事情を聴く方針。
 同協議会には中原敏隆教育長らが出席し、中原教育長は男子生徒が自殺するまでの経緯について「他の生徒が男子生徒を無視したことや、前担任の言動が自殺の要因になった」と説明したという。町には17日現在で学校や教育委員会を批判するファクスやメール、電話が3000件近く寄せられている。【川上敏文、高橋咲子】
(毎日新聞) - 10月18日10時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061018-00000002-maip-soci