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2006年10月18日(水) 00時00分

共栄できる?テレビ局と動画投稿サイト読売新聞

「露出」と「収集」の道具として期待

 日本テレビが運営する動画サイト「第2日本テレビ」が、11月1日からインターネット経由で動画投稿を受け付ける。近く携帯電話からの投稿も可能になる予定で、他の在京キー局も同様の動きを見せている。著作権侵害などのリスクも指摘される「投稿サイト」に、テレビ局が前向きな理由を聞いた。


田村 和人  たむら・かずと
第2日本テレビ事業本部次長
 1957年東京都生まれ。81年早大政経学部卒業、日本テレビ入社。制作局、人事部、経営企画部門を経て、2000年にネット事業などを行う子会社「フォアキャスト・コミュニケーションズ」設立に参画。同社出向を経て、06年7月から現職。
—— テレビ局が動画投稿サイトを運営する動きが目立ちますね。

田村 GoogleがYouTubeを買収しましたが、大手のメーンストリームメディアが動画投稿サイトに興味を示す理由は2つあります。1つは「露出先の追加」です。番組の宣伝や、番組そのものを配信するのが目的です。もう1つは、「収集」の道具とするためです。この2つを混同すると、ぐちゃぐちゃになってしまう。

—— 「動画投稿」自体の歴史は古いですよね。

田村 広い意味では、素人参加番組も「投稿」と同じであって、新しい事ではないのです。「プロフェッショナリズムの放棄ではないか」という指摘もありますが、重要なネタの一つですので、違和感はないです。

—— 今回のシステムで、「動画投稿」の何が変わりますか。

田村 従来はビデオテープやDVDでの受け付けがほとんどでしたが、容易に投稿できるようになります。年内には携帯電話からの投稿も可能になる予定で、動画の取り込みや編集の手間すらなくなります。機械に詳しくない方でも投稿できるというのは普通の流れだと思います。局内からも、投稿コーナーがある「ズームイン!!SUPER」のHP(ホームページ)担当から「今度のシステムを貸して欲しい」という声が出ており、良い流れだと思います。

—— システムは。

田村 すでに動画投稿サイトを運営している「アスクドットジェーピー」にアプリケーションとサーバーの運営をお願いしています。著作権侵害等のチェックも、実績のある同社のシステムを使わせていただきます。

http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20061018nt06.htm