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2006年10月17日(火) 15時43分

一見さんもおいでやす 京都の「舞妓ブログ」が人気朝日新聞

 京都の五花街の一つ上七軒(かみしちけん)の舞妓(まいこ)、市まめさん(18)がお茶屋「市」(京都市上京区)のホームページにつづっている「舞妓ブログ」が、人気を集めている。若い人に舞妓のことを知ってもらい、花街の踊りを見に来てほしいと昨年12月に始めた。9月ひと月のアクセス数は30万件超。このブログで舞妓の世界にあこがれて、デビューを果たした少女もいる。

パソコンでブログを見る市まめさん(右)と市照さん=京都市上京区で

 「今日は小唄(うた)のお稽古(けいこ)がありました」「お休みの日に映画を見に行ってきました」。市まめさんは日々の生活をブログで日記風に紹介する。「白粉(おしろい)は普通の化粧と違うのどす」と京ことばを織り交ぜながら、花街の文化も解説する。

 アクセス数はどんどん伸びた。「舞妓さんの裏側を知ることができる」「言葉づかいがいい」などの感想も多く寄せられ、舞妓志望者からメールなども届く。

 上七軒で17日午後、舞妓デビューとなる「店出し」をするのは、石川県出身の市照さん(16)。高校1年だった今年3月、京都に遊びに来て見かけた舞妓に興味を持ち、市まめさんのブログを見つけた。

 舞妓の世界に漠然とあこがれていたが、厳しいイメージがあった。「全然わからへんかった舞妓さんの生活が、身近に感じられるようになりました」といい、決心がついたという。

 一方の市まめさんは「たくさんの人が見てくれはるので、びっくりしました」という。「うれしおす」を漢字変換すると「嬉しお酢」になるなど、パソコンで京ことばを書くのには苦労する。

 「ブログを見てくれはった市照さんのお店出しは、特別にうれしおす。今度は大好きな甘いもんのことを書きたいどす」。

http://www.asahi.com/life/update/1017/007.html