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2006年10月16日(月) 08時01分

福岡の中2自殺 級友の前で「偽善者」「うそつき」 担任、いじめ誘発産経新聞

 ≪学校側認め、両親に謝罪≫

 福岡県筑前町で、町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、学校側は15日、「1年生時の担任にいじめを誘発する言動があった」として、生徒の両親に謝罪した。この日、いじめの有無などに関する調査の経過報告で学校幹部らが生徒宅を訪れた際、校長や当時担任で現在は学年主任の教諭が、両親の追及に答える形で認めたという。

 両親は「教師が率先していじめていたとすれば、絶対に許すことができない。すべての真実が知りたい」と、さらなる調査と報告を求めた。

 父親(40)によると、1年生の時に男子生徒が自宅で見ていたインターネットの内容を両親が担任に相談したところ、担任は後日、相談内容を同級生に暴露し、クラスで男子生徒に不本意なあだ名が付けられた。担任は級友の前で男子生徒を「偽善者」「うそつき」とからかったりもした。

 担任は学業成績をイチゴの品種に例え「(高価な)あまおう」「出荷できない」などとランク分けし生徒を呼んでいた。男子生徒は成績上位で「あまおう」と呼ばれたが、父親は「親としては、こうした教師の格差意識が、いじめを助長したと受け止めている」という。担任は一連の言動を認めた際、自らの行為がいじめを誘発したことを「自覚していた。からかいやすかった」と話し、両親に「一生をかけて償います」とわびた。

                    ◇

 町立三輪中学校の合谷智校長が16日未明、記者会見し「担任教諭の言動がいじめであるという認識に立ち自殺との因果関係を調べる」と述べた。
(産経新聞) - 10月16日8時1分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061016-00000008-san-soci