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2006年10月12日(木) 00時00分

新たな音楽コミュニティー——「Last・fm」日本語版登場読売新聞


世界最大級の音楽コミュニティーサイト「Last.fm」の日本版トップページ。http://jp.last.fm/

 世界最大級の音楽コミュニティーサイト「Last・fm」日本語版が7月25日にサービスを開始した。

「Last・fm」はイギリスで03年にスタート、登録ユーザー数は200万人を数える。日本語版はこれをローカライズしたもので、イギリス版と同様のサービスを提供している。

 最大の特徴は、ユーザープロフィルの自動作成が可能なこと。パソコンで音楽を聴いたときに、あらかじめインストールした専用ソフトがそのデータをサーバーに自動的に送信して蓄積し、ユーザーがどんなタイプの音楽やミュージシャンを好んで聴くかをデータベース化する。これを基に、サイト上の個人情報ページ「マイ・ダッシュボード」で、ユーザーが好みそうなジャンルのミュージシャンや曲を勧めてくれたり、同様の嗜好を持ったユーザーを「ご近所さん」として紹介してくれる。「ご近所さん」とはメッセージなどのやり取りも可能だ。

 流通しているすべての音楽を聴くことはもちろん、知ることさえも難しいが、お勧めは自動更新されるので、新たな音楽や仲間との出会いが広がりそうだ。

 日本語版の作成に当たっては、業務提携したエキサイトが全面協力。同社のインターネット名刺サービス「エキサイトネームカード」と連動して、プロフィル上にユーザーが最近再生した楽曲リストを表示することなどができる。

 また、イギリス版ではユーザーデータに基づき好みの楽曲を配信する「ラジオステーションサービス」が人気を呼んでいるが、日本語版では著作権の問題などをクリアしたうえで、今秋にもサービスを始めることにしている。(山野辺一也、編集部/2006年8月24日発売「YOMIURI PC」10月号から)

http://www.yomiuri.co.jp/net/frompc/20061012nt03.htm