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2006年10月10日(火) 11時41分

グーグル、動画投稿サイトのユーチューブを買収朝日新聞

 動画投稿サイト大手・米ユーチューブの買収交渉を進めていた米インターネット検索大手グーグルは9日、16億5000万ドル(約1960億円)で買収することで合意したと発表した。創業8年で最大の買収という。

ユーチューブ共同創立者のチャド・ハーリー氏とスティーブン・チェン氏=AP

 買収は株式交換方式で今年中に完了させる予定で、ユーチューブのブランドは維持し、従業員や本社など事業環境も変えないという。グーグルは、ユーチューブのサイトにグーグルが集める広告を載せ、広告収入の拡大を期待しているとみられる。両社は9日、他の音楽会社などにも提携を広げると発表した。

 ユーチューブは利用者が自由に自作ビデオなどの動画を投稿し、閲覧できるサイトを運営。若者を中心に人気を集め、05年2月の設立から2年足らずでビデオ閲覧回数が1日1億回を超えた。日本語で検索できるため日本人の利用も多い。ただ音楽会社やテレビ局が持つビデオ映像や番組などが投稿され、「著作権侵害」との批判も強い。

 先月には米音楽大手ワーナー・ミュージック・グループとの間で、ワーナー保有の映像を合法的にサイト上で使用できる代わりに広告収入を分配する業務提携を結び、著作権問題の解決へ動き出していた。

 この買収について、グーグルのエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)は9日、「利用者やコンテンツ(情報内容)の保有者、広告主に、価値ある娯楽サービスを提供できる」との談話を出した。

http://www.asahi.com/business/update/1010/048.html