2006年10月10日(火) 21時56分

「ローマの休日」廉価版ＤＶＤ訴訟、即時抗告取り下げ（読売新聞）

　映画「ローマの休日」など２作品の廉価版ＤＶＤの販売を巡り、米国映画会社などが、東京都内の販売会社を相手取り、著作権侵害を理由に販売差し止めなどを求めた仮処分申請で、米国映画会社側は１０日、申請を取り下げた。

　この仮処分申請を巡っては、１９５３年に公開された映画について、著作権が５０年から７０年に延長された２００４年の改正著作権法が適用されるかが争点となっていたが、東京地裁は今年７月、「５３年公開映画の著作権は０３年１２月３１日で消滅し、保護期間は満了している」として、仮処分の申し立てを却下、米国映画会社側が知財高裁に即時抗告していた。

　同社側の代理人は、「地裁の決定を受け入れたわけではない。正式な裁判を改めて起こすかを検討している」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061010-00000514-yom-ent