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再戦延期の発表からわずか３日。亀田の仕切り直しは１２月２０日、会場は当初予定されていた有明コロシアムに決まった。「ランダエタだけは許せん。早いとこ倒したい」という亀田本人の強い希望もあり、“年内決着”の舞台が改めて設けられた。
協栄ジム・金平桂一郎会長（４０）によれば、亀田は負傷したとされる９月２９日後もシャドーボクシングなどのジムワークは継続しているという。１１月初旬にはスパーを再開したい意向で、中南米の選手を中心にパートナーの人選にも入っている。
だが、気持ちだけでは乗り切れない不安定要素がいっぱいだ。１度カットした顔面の皮膚は傷がふさがっても硬化して、衝撃が加わると再び切れやすくなる。
さらに、ベテラントレーナーの１人は、試合が２カ月先送りされたことで、“減量苦”が継続されると指摘する。「負傷したころはちょうど（減量の）追い込みの時期で、肉体的にも精神的にも、最もつらい。そこを乗り越えてしまえば楽になるが、試合が延びたことで、このつらさも続くでしょう」。
１２月再戦に向け、イバラの道が続く。
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ZAKZAK 2006/10/06