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「手足を除き、あらゆる検査をした。多少疲労はあったが、体そのものに異常はないということだった。安心して、また頑張りたい」
５日午前１０時半過ぎ、東京・赤坂の個人事務所前。９日ぶりに姿を現した小沢氏は４０人以上の報道陣にこう語った。
先月２５日に体調不良を訴え検査入院。首相指名選挙が行われた２６日の衆院本会議には出席したが、「この際、全部検査してリフレッシュしよう」（党関係者）と、入院期間を延ばしていた。
心臓病で入院歴があるため、永田町では「重病説」も流れたが、小沢氏は「心臓は意外と簡単単純な臓器。世間でいうほど、おっかない（＝怖い）ものではない。ただ、放っておいて突然止まったらおしまいだから気をつけないとね」とおどけてみせた。
小沢氏は入院中、安倍首相の国会答弁をテレビで見ていたといい、「かつて、『言語明瞭、意味不明瞭』といわれた政治家（＝竹下登元首相）がいた。（安倍氏も）言葉は大変キレイだが、それじゃあ、ご自身はどういうふうに考えて、どういう風にしようとしているのか見えてこない」とバッサリ切り捨てた。
疑惑解消にはほど遠い細野氏 国民が注目する「安倍Ｖｓ小沢」の党首討論については、「安倍さんの方で了承してもらえれば（いつでも受ける）。衆院２補選の前は当然だ。（投開票日の）２２日まで２０日近くある。今週来週は予算委員会があるから無理だとしても、終わったら可能だと思う」と臨戦態勢を強調。その後、１８日開催が決まった。
また、ＴＢＳ系の報道番組「筑紫哲也 ＮＥＷＳ２３」の新キャスター、山本モナさん（３０）との不倫が発覚した細野氏について聞かれると、厳しい表情で「公務に関することではない。その意味では自分自身が国民有権者のみなさんに（説明や責任を取るなど）したらいい。自分で考えて対応すればいい」と苦言を呈した。
細野氏は、モナさんとの不倫旅行の際、議員特権である「ＪＲ無料パス」を使用した疑惑が取りざたされているが、５日までに「議員パスで（ＪＲ品川駅構内に）入場しましたが、別途乗車券を購入しており、それを使用しております」というコメントをマスコミ各社に配布した。
しかし、潔白を証明する一切の証拠も示していないうえ、「（家族旅行をする場合も）改札を通る時、議員パスを使用する時はあります」などと理解困難な説明もしており、ますます疑惑は深まるばかり。小沢氏も頭が痛いところだ。
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