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2006年10月04日(水) 19時52分

<大阪・和歌山>トンネル工事談合 大林組を捜索朝日放送

和歌山県発注のトンネル工事をめぐる談合事件で、大手ゼネコン・大林組が受注調整を主導していた疑いが強まりました。大阪地検特捜部は関係先を捜索しています。

捜査はついに、国内屈指のスーパーゼネコン・大林組に及びました。今回の捜索には、「闇の談合組織」の全容解明を目指す特捜部の強い意志が見て取れます。けさ9時すぎ、大阪地検特捜部の係官およそ60人が、次々と大林組本店の捜索に入りました。「談合の中心には、大林組が存在する」。関西の土木業界で公然とささやかれてきた「公共工事の仕切り役」に強制捜査が及んだ発端は、和歌山県庁の捜索でした。特捜部は、先月20日、県発注のトンネル工事の入札をめぐる談合容疑で、県庁や、この工事を落札した準大手ゼネコン・ハザマなどを捜索。同じ日に入札のあった別の3件も合わせた4件のトンネル工事で、予定価格に占める落札額の割合が極めて高いことが判明し、各業者間で、あらかじめ工事が分配された疑いが強まりました。

この受注調整を主導したとみられるのが、関西の談合組織のボスとして絶大な影響力を誇る大林組の顧問でした。関係者はこうつぶやきます。「関西一円の大規模な公共工事で強い支配力を持つ大林組を敵に回せば、仕事はできない・・・」。特捜部は、大林組顧問の事情聴取に乗り出していて、和歌山県の関与も含めて、談合システムの全容解明を急ぐ方針です。

捜索を受け、大林組・東京本社広報室は、「捜査中なので、コメントは差し控えたい」と話しています。
(朝日放送) - 10月4日19時52分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061004-00000004-abc-kin